NNAVEX One で PCI DSS コンプライアンスに対応
従業員や顧客の支払いデータを保護することは、ビジネスにとって不可欠です。NAVEX One のテクノロジーを活用することで、詐欺やサイバーセキュリティ侵害を抑制し、ベストプラクティスに準拠できます。
Payment Card Industry Data Security Standard(支払カード産業データセキュリティ規格:PCI DSS)は、2004年12月に導入されました。これは、カード会員情報のセキュリティ対策を強化することで、支払カードの不正使用を最小限に抑えるための一連のプロトコルです。クレジットカードを受け付けているすべての加盟店と決済処理機関は、この規格に準拠することが義務づけられました。PCI DSS は、カード取引のセキュリティを最適化し、カード会員の個人情報を保護することで、サイバーセキュリティ侵害を防止し、詐欺リスクを抑制するために、広く受け入れられています
データの保存と送信は難しい問題であり、多くの企業が、データを正しく管理する方法に悩んでいます。例えば、次のような悩みに直面するでしょう。
PCI DSS コンプライアンス要件
PCI DSS 要件は、クレジットカード情報を処理、保管、または送信する企業が、安全な環境を維持できるように設計されています。組織が処理する取引の量に応じて、コンプライアンスのレベルは異なります。通常、コンプライアンスは、自己評価アンケート(SAQ)を通じて毎年検証されます。大規模な加盟店の場合は、認定セキュリティ評価者(QSA)によるオンサイト評価によって検証されます。
主な指針には次のようなものがあります。
安全なネットワークの構築
安全なネットワークの管理には、カード会員データを保護するためにファイアウォールを維持し、 システムパスワードやその他のセキュリティパラメーターにベンダー提供のデフォルト値を使用しないことが含まれます。
カード会員のデータを保護する
データ処理のベストプラクティスに準拠するには、保存されている顧客または従業員のカード会員データを保護する必要があります。これには、オープンな公共ネットワークを通過するデータの暗号化も含まれます。
強力なアクセス制御対策の実施
制御対策の実施には、業務上の必要性に応じてカード会員データへのアクセスを制限すること、コンピ ューターへのアクセス権限を持つ各人に固有の ID を割り当てること、およびカード会員データへの物理的アクセスを制限することが含まれます。
ネットワークの定期的な監視と試験
セキュリティやサイバー上の脅威を早期に発見し、緩和します。ネットワークリソースおよびカード会員データへのあらゆるアクセスを追跡・監視し、セキュリティシステムおよびプロセスを定期的に試験することが求められます。
情報セキュリティ方針の維持
これには、全職員を対象とした情報セキュリティに対応する方針を維持し、セキュリティ方針と手順を確実に維持、管理、文書化することが含まれます。
PCI DSS コンプライアンスがビジネスにとって重要な理由
PCI DSSコンプライアンス基準の遵守がビジネスの成功と評判にとって重要である理由を学んでください。
セキュアな支払プロセスで顧客データを保護
PCI DSS ガイドラインに従うことで、慎重な取り扱いを要する支払カード情報の完全性とセキュリティが保証されます。これにより、顧客のデータを保護し、データ漏洩、詐欺、および関連する責任からビジネスを保護します。また、セキュリティ・インシデントによる混乱や経済的損失、評判の低下を防ぐのにも役立ちます。
顧客データを保護することで信頼を築く
PCI DSS 基準の遵守は、顧客情報の保護に対する貴社のコミットメントを示すものです。これにより、消費者の信頼と信用が醸成され、顧客忠実度とブランド認知の向上につながります。
顧客のセキュリティに対するコミットメントで際立つ
PCI DSS 要件を遵守することで、貴社は信頼できる事業体として市場で際立った存在となります。セキュリティとコンプライアンスを優先する顧客を惹きつけることができ、コンプライアンスを怠っている競合他社よりも優位に立つことができます。さらに、投資家、パートナー、利害関係者は、セキュリティとコンプライアンスを優先する企業を高く評価しています。ここから、戦略的パートナーシップ、投資、事業成長のチャンスが生まれます。
PCI DSS 要件に準拠するにはどうしたらよいか
PCI DSS は、カード会員データを保護するための重要な要件を概説しています。PCI DSS への準拠を確実にするために、組織では以下の重要なステップに従う必要があります。
PCI DSS コンプライアンスに関して関係者を教育する
PCI DSS コンプライアンスを実現するには、カード会員データを扱うすべての従業員および関係者を対象とした包括的なトレーニングプログラムが必要です。この教育的イニシアチブでは、基準の要件を重点的に検討し、カード会員情報を保護することの重要性を強調し、 安全な支払処理実務に関する指針を提供し、コンプライアンス違反があった場合の影響を概説する必要があります。
堅牢なデータセキュリティポリシーの策定
PCI DSS コンプライアンスの基本は、明確かつ包括的なデータセキュリティポリシーを策定することです。このポリシーでは、カード会員データの取り扱いのあらゆる側面を網羅し、データの収集から保管、廃棄に至るまで正確な手順を定め、暗号化やアクセス制御の手段を明確化する必要があります。
適切なデータセキュリティインフラの実施
PCI DSS コンプライアンスを実行するには、堅牢なデータセキュリティインフラを確立する必要があります。このインフラには、潜在的なセキュリティリスクを継続的に監視、検出、緩和する技術、プロセス、統制を組み込むべきです。適切なセキュリティ対策には、ネットワークのセグメンテーション、侵入検知システム、定期的な脆弱性評価などが含まれます。
サードパーティであるサービスプロバイダーとの関係を安全に管理する
カード会員データ処理にサードパーティであるサービスプロバイダが関与することを考慮すると、こうすたパートナーシップを綿密に管理することが不可欠です。徹底的なデューデリジェンス評価の実施、データセキュリティに関する明確な契約義務の設定、サードパーティにおけるコンプライアンスの定期的な監視など、サードパーティとのやり取りを安全に行うための対策を実施することは極めて重要です。
データセキュリティ対策の定期的な評価と強化
PCI DSS コンプライアンスを維持するには、データセキュリティ対策の継続的な評価が不可欠です。定期的に実施されるセキュリティ評価、侵入テスト、および監査は、データセキュリティ実務の脆弱性や欠陥を特定するのに役立ちます。組織として、特定された問題に対してすみやかな対処を行い、進化する脅威とコンプライアンス要件に適応できるように、セキュリティ対策を更新する必要があります。
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